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カーマロイ線

従来精密抵抗線として、マンガニン線が用いられて来ましたが、近年機器の小型化が急速に進み、
それに伴いより高抵抗な精密抵抗材料が要求される様になりました。
その要求に答えるべく開発致しましたのが、ニッケルクロム系精密抵抗線“カーマロイ線”※1です。
※1 文中のカーマロイは、弊社の登録商標です。

精密抵抗線 (Ni-Cr-Al) カーマロイ線の特性

  1. ニッケルクロム電熱線1種を基礎として、Niの一部をAlとその他の添加元素に置き換え、
    抵抗温度係数と対銅熱起電力を改良した精密抵抗材料です。
    Alを添加する事により、ニッケルクロム電熱線1種に比べ、体積抵抗率を約1.2倍、
    引張り強さを約1.3倍増大する事ができました。
  2. カーマロイ線KMWの2次温度係数βは、−0.03×10‐6/K2と非常に小さく、広い温度範囲で
    抵抗温度曲線がほぼ直線となるので、1次温度係数は23〜53℃間の平均温度係数で規定し、
    0〜100℃の平均温度係数1×10‐6/Kも可能です。
  3. 0〜100℃の対銅熱起電力も+2μV/K以下と小さく、経年変化も優れた安定度を示します。
  4. 精密抵抗材に使用する場合は、マンガニン線 CMWと同様に加工歪を除去する為に、
    加工後、低温熱処理が必要です。


グラフ − 3

グラフ − 4

表‐7 精密抵抗線(Ni-Cr-Al) カーマロイ線の特性
記号化学成分体積抵抗率
μΩ・m
平均温度係数
α×10‐6/K
引張り強さ
MPa
伸び
KMW Cr 19〜21
Ni 70〜79
Alその他残
1.33±0.05 AA級±10 880〜1200 20以上
A級±20
B級 −


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絶縁被膜の種類
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